中村 郁視さん Coach for Travelers 代表 男性 30代
Q メンターコーチングを受けはじめてどんな変化や成果が
あったのか、教えてください。
A そうですね。得られたものはすごく多くって。
今日のこのためにどうやってまとめようと思ったくらいなんですよ。
一番大きな成果が何だったのかと言われたら、具体的なことで
言うと、赤木さんとのメンターコーチングを始めた頃ってまだ
サラリーマンをやっていて、会社を辞めようかどうかって
考えてた時だったんですね。
どうしようかなと思っていたときにはじめてメンターコーチングを
始めてもらって、「ひょっとして自分はやっていけるかもしれない」と
自信を持てたことですかね。
Q 「やっていけるかもしれない」というのは?
A コーチとして独立する、ということですね。
今まで大学を出てからずっとサラリーマンをやっていたわけですけれども、
これまで安定した給与の収入を得ていたので、大変な思いをしているという
イメージしかなかった自営業者に自分がなるというのは、
そもそも思い浮かばなかったことですから。
それがコーチングを受ける前の状態です。
その状態から赤木さんのメンターコーチングを受けて、赤木さんという
幸せな自営業者がいるんだということを知って、自分が自営業者で
やっていくこともできるんだという自信を持つことができたというのが
メンターコーチングを始めて一番大きく変わったところですかね。
今、会社を辞めてから一年三ヶ月くらい経つんですが、
曲がりなりにもやっていけているというのを見れば
独立して良かったなぁと思いますね。
Q そういう自信が感じられるようになったのは、
コーチングを始めてからどれくらいたったときでしたか?
A 早かったですね。一ヶ月くらいじゃないですか。
Q 他にはどういう成果や学びがありましたか?
A 独立してやっていけているというのが大きな成果ですし、
赤木さんからすごく学んだというのはコーチングのプロセス、スタンス、
スキルなんですよ。
やっぱりうまい人から自分がセッションを受けて自分がこんな風にやれば
いいんだと実際に自分が体験しながら学べたのは、
机で学んだのとはもう一つ別に必要だと思うんです。
それって両輪だと思うんですよ。机の上では体系的なことは学べるんです
けど、実際にどういう風にやるのかって実際に自分が受けてみないと
なかなか学べないと思うので、ある意味、赤木さんからコーチング
セッション受けることによって自分のコーチングのレベルが短期間で
すごく上がったなと思うんですね。
赤木さんならどんな風に考えるだろうと、ある意味、コーチをモデリング
しながらクライアントさんと接したことで、クライアントさんも自分も満足
できるようなセッションというのが短期間のうちに出来るようになった
というのが大きいですね。
メンターコーチングを受けて自分のコーチングに確実に自信が持てるように
なったのは三・四ヶ月くらい経ったころですか。
Q 両輪とおっしゃってましたけど、僕自身もそうだったなと思い出しました。
スクールでは体系的というか、いろんな部分(パーツ)を教えて
もらえるんだけれども、一つの流れとして全体像が見えたのは
自分自身もメンターコーチをつけてセッションを受けていた時でしたね。
確かに、そのほうが身につけるのも早かったですね。
A そうですね。あともう一つメンターコーチを受けている間に自分が
クライアントさんと壁にぶつかって、どうしたらいいんだと思ったときに
すぐに助けを求めることができるという安心感が大きかったですね。
僕自身こういう場合はどうすればいいんですかねと聞いたことが
あるんですけど、それに対する答えというのがすごく明確だったし、
それが今でもセッションの中で大きな軸になっているので、
それは大切なものを手に入れた感じがありますね。
Q なるほど。こう話すといくしさんがコーチに依存していたように
思う人もいるかもしれないので、誤解のないように言うと、
コーチに依存して頼りきっているというのではなく、
「こういう場合、メンターコーチならどうするんだろう」と
自分の考えもしっかり持った上で、セカンドオピニオンというか、
参考としてコーチの意見も聞きたいというスタンスでいましたよね。
A そうですね。自分が使えるように学びたかったという意識が強かったです。
Q 安易に答えを求めるという姿勢ではなくて、自分で考えて、考えて、
考えた末にコーチの意見を聞くというところで、だからこそ自分のものに
なったのかなぁと思います。
A そうですね。自分が納得して自分が使える状態になることが大事なので
あって、決してモノマネではないというのかな。
Q 他にはどんな成果や変化、気づきがありましたか?
A 一番学んだことは、今お話しましたが、コーチとしての
生き方を見せていただいたのが本当に大きいですね。
クライアントさんにコーチングセッションをやっている以上は
自分自身もコーチらしい生き方、クライアントさんに
言っているような生き方を自分も歩んでいるという
スタンスを学べたこと、そして、実際に歩んでいる姿を
見せてもらったことが大きかったですね。
具体的にどんなことだったかというと、例えば
自分がビリーフ(制限的信念)と気づかなかったことも
あるわけじゃないですか。
それこそ「自営業者は働き続けなくてはいけない」とか、
「セミナーをやることはなんて恐ろしいことなんだろう」というのが。
実はそういうのじゃないんだというリフレームができて、
それをやることで自分もハッピーだし周りの人にも幸せを感じて
もらえることができると思えるようになれたというのが大きいです。
Q 今までの思い込みが変わったということですね。
A そうですね。自分がハッピーになることが、結局周りの人達が幸せになる。
それがコーチとしての大きな生き方だと思うんですね。それが腑に
落ちて実行しつつあるというのが大きな学びですね。
今日、前から書いていたメンターコーチングの昔のログを振り返ってみて
こんなことも言っていたんだと思って恥ずかしくなるくらいこんなこと
考えてたんだなって思いますね。たかだか一年半くらい前なのに。
Q 常にそういう意味では上書き、上書きされていくので古いものがどういう
ものだったのか記憶から消えていく感じがあるんですね。
そういう意味ではログを残していくというのは自分の成長記録につながる
ので大事なんだなと思います。
A そう思いますね。過去のログを見ていて思ったのは色んなものはリフレーム
されていくんですね。そういえば会社を辞める時に自分がコーチングで
やっていくんですよって案内するのが恥ずかしいとか言っていたよなとか。
自分が変わっていく変化の記録というのがあるのはいいですね。
Q その頃大変そうに見えたことが今はラクラクできるわけで、
ということは、今大変そうに見えることでも一年後くらいの自分はラクラク
出来るようになっているのかもしれないですね。
A そうそう。変わってきたという経験があるから、これからも変わっていける
だろうみたいな思いはありますね。
あと自分が変わったことといえば、人からの感謝だとか、
褒め言葉を受け取れるようになったことが大きかったですね。
Q それまではどうだったんですか?
A 人から褒められても、
「そんなことをおっしゃっていただくような者ではございません」
みたいな対応でしたね(笑)。
Q それが受け取れるようになってきた。
A そうですね。受け取るよりも与える方がイイという感じだったので、
どちらかと言えば奉仕するばかりになってしまう。
その方がよっぽどラクだったんですね。
完全にそういうことがなくなったわけではないですけど、少なくとも受け
取れるようにはなってきたなと思いますね。
以前は、全力で否定していましたよね(笑)
いやいやあなたの方がよっぽどとか言って、
逆にこちらが褒めることによって自分を褒めさせないようにするみたいな。
Q 高度なワザですね(笑)
A そんなことをやっていましたね。今でもゼロとは言いませんけど。
Q 受け取れるようになってきたことによって、どんな変化がありました?
A それが本当は自然な生き方だと思うんですよ。
自分が人からの褒め言葉とかを受け取れるようになるというのが。
嬉しいですもんね、褒めてもらえれば。
なので自然とクライアントさんを褒めることができるし、クライアントさん
がそれを受け取れない気持ちも分かるし。そしてクライアントさんがそれを
受け取れていけるようになるところが嬉しいです。
Q そういう意味では受け取れない自分がいたことも大切な経験なんですね。
A それはすごく思います。この間セミナーやった時にも言われたんですけど
自分が体験したことを人に伝えようとするから伝わるのであって、
色んな本に書いてあることをそのまま抜粋して伝えたところで響かないと
思うんですね。自分が体験したことだからこそ、その方が人に伝わる。
しゃべりがうまい人の言葉が本当にそのまま伝わるかというと、
きっと違うと思うんですね。この人はこのことを真剣に考えている
というのが伝わるんだと思います。
あともう一つメンターコーチングの中でようやく出来つつあるなと感じた
ことがあるんですけど、それは「感情を選択」するというところ。
一年半かけてようやくって感じですかね。
Q 具体的にいうと?
A 僕は自分の中に優等生タイプがいるので、
ある意味自分を責めがちなところがあるんですね。
「何をたるんでいるんだ」とかそういう声が聞こえて来るんです。
それはそれで優等生タイプがいるお陰で頑張ろうという
気になって行動に移すという良い点もあるんだけども、
常に頑張っているという状態には居たくない。
最近は、動かなきゃ、動かなきゃと自分を責めなくてもいいんだ、
今は自分に動かなきゃと声をかけることは自分を苦しめてしまう。
だから自分はその言葉を選ばない。自分を責めるような言葉を
選ばなくてもいいんだと思えるようになってきましたね。
Q まさに言葉を選ぶことができるようになったわけですね。
自分を苦しめる言葉なのか自分を元気づける言葉なのか、
それを選択できるようになった。
A そうですね。自分にかける言葉を選べるようになったということですね。
Q その結果として感情が変わる。自分の求めている感情を得られるように
なってきた。これって大きいですよね。
これはちょっと話がそれますが、多くの人はそこに気づいていないというか、
正しい言葉ではあるんだけれども、その正しい言葉が自分にとって
プラスに働くかどうかは別なんだと思うんですね。
なので、大切なのは、その考えは、自分の感情を心地よくしてくれるのか、
そうでないのかという視点でみることが、人生を幸せに送る一つの、いや、
一つのというか究極のコツ、奥義のような気がします。
A それに気がつかないといつの間にか自分を責める言葉を言っていることが
あるんですね。道を歩いていてあの時はこうすればよかったってふと思って
いて、また自分を責めていると気づいてキャンセル、キャンセルって(笑)
本当に思考パターンは何十年間かけて作ってきたものだから、なかなか
すぐには書き換えられないことだけど、自分は感情の選択ができるんだと
思うと、自分を責めているんじゃなくて別の見方をしたらどう考えるだろうか
と思ってみると、ここはうまくいったよねと考えると自然に自分の顔にも
笑みが浮かんできて、よっぽどそちらの方がハッピーだなって。
Q これがセルフコーチングができるようになったということなのかなって。
長年の思考習慣ってそれこそ車輪の轍みたいなもので一回はまると
惰性でそこを何度も通ってしまう。
なので、意識して切り替えることが大事。
もちろん最初は意識しても轍にすぐはまってしまうことがあるけれども、
少しずつ新しい轍が出来ていって、いつの間にかレールが切り替わるように
自分の望む感情を選択できるのかなって思いますね。
A そう思います。時間がかかるのは当然なんですよね。
Q 惰性の習慣ではなくて、意識して人生を生きられるようにする。
コーチングでやっているのは、そういうことなんでしょうね。
A 単発じゃなくて続けているからこそ、いいんだと思うんです。
それこそ三歩進んで二歩下がるじゃないですけど、
人なので惰性に動いていくのは仕方がないと思うんですね。
それでも二歩下がっても一歩ずつ進んでいっているわけじゃないですか。
コーチングのセッションを受けるたびに三歩進んで、また二歩戻ってという
のを続けていれば、いつかは百歩でも二百歩でも進めるようになりますから、
それがコーチングの成果だと思いますね。
Q 思えば遠くへ来たものだという(笑)
確かに三歩進んで二歩下がる感じが途中はするけれども、
確実に一歩ずつ歩むっていうのはもう戻らないという感じがするんですよ。
そこまでいったらもう何があっても元には戻らない。
モチベーションを高めるだけのセミナーだと、五歩進むけど十歩下がって
しまって、結局、もといた所より落ちているということもありましたね。
A たぶん二歩下がることも許してもらえるのがコーチングなのかな。
Q なるほど。
A そういうセミナーは許してもらえそうにないですけど(笑)
Q 二歩下がったら、「言い訳するな!」って言われそうですよね。
コーチングは、途中には急激なブレークスルーも
あるんだけれども継続してコーチングするというのは穏やかに変化して
いくことなのかなと。着実というか。
A 付け加えるとすると、継続して質のよいコーチングを受けることだと
思います。そういう意味ではメンターコーチングは良かったと思います。
Q 質の良いコーチングというのは?
A コーチングというのは、コーチらしい生き方をしているか、
していないかで、すごい大きな分かれ目があると思うんです。
自分がその道を歩み続けている、歩みだしているという思いを持って
いれば、習い始めた頃であっても多分いいコーチングになると思いますね。
Q 私も同感です。
今日は感想をお聴きするつもりが、途中から対談のようになって
しまいましたね(笑)
でも、深い話ができてよかったです。ありがとうございました。
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