
ファインネットワールドの2人による、この対談セッションは、ファインネットワールドで発行しているプロコーチメールマガジンにて、4週にわたり、掲載いたしました。
このセッションの中で、私たちがどのような思いで、コーチングビジネスを進めてきたか、継続する中で見えてきたことなど・・・たっぷりお話させていただきました。
誌面の都合上、メールマガジンでは割愛した箇所も全て、このサイトで掲載いたしました。
Vol.5までございますが、最後までじっくりとお読みください。
ファシリテーター 川口武彦さん
「相手の本質を見出し活かす」ことを目指して
勉強を重ね、 タロットとコーチングを
組み合わせる手法を見出す。
社会人、独立、共同事業などの色々な経験と
独特のまったりとした空気により、自然に
会話が進み
「スッキリした!」「癒されて元気をもらった!」 との声をよくいただく。
存分に語りました!
赤:赤木 広紀(ファインネットワールド 代表)
朝:朝比奈 映未(ファインネットワールド 福代表)
対談セッション Vol.1
川:このプロコーチメルマガ発刊当時、2004年の秋にメルマガ上で赤木さんのインタビューを掲載したのですね。
朝:はい。当時は、まだオフィスファインネットという個人事業で、
パーソナルコーチングをメインにやってました。
収入も、パーソナルコーチングによるものが、全体の9割以上を占めてましたね。
川:パーソナルコーチングが一番盛んなときで、どれくらいのクライアントがいましたか?
赤:月30名以上です。時間でいうと、月間100時間はセッションをしてました。
朝7時から夜11時まで、部屋に篭ってセッションしていたときもありましたね。
【ファインネットワールドが法人になった理由】
川:ファインネットワールドという法人を作ったのは、もう少し後ですか?
赤:ええ、2006年の6月に設立しました。
川:個人事業から、法人へとシフトした理由は何ですか?
赤:うーん、何だったっけ?
そうだ! 朝比奈が「法人にしたい」と言い出したのがきっかけです(笑)
朝:ははは(笑) そうそう。きちんとした理由はありますよ。
やはり、「信頼」を得たかったんですね。
2006年頃には、パーソナルコーチングだけでなく、セミナー事業も始めてました。
パーソナルコーチングのお客さんは、紹介がメインだったので、何らかの形で「赤木」を
知っている方と契約したんです。
ただ、セミナー事業や、ソースセルフスタディキットという教材販売を始めると、ネットから
私たちを全く知らない方からお申込み頂くことが増えました。
中には、個人事業だと不安に思われた方もおられまして・・・。
赤:あぁ、そうだった、そうだった。思い出した。
朝:売上げ規模でいっても、そろそろいいかな・・・と思ったので、2005年くらいから、
法人化への検討はしていました。
2006年というタイミングで法人化に踏み切ったのは、その年の4月に法人設立に関する
法律が変わったんですね。
赤:いわゆる、1円でも法人が作れるという。
川:あぁ、アレですか。
朝:そう。それまでは有限会社にするのも300万円必要という、一種の「壁」が
あったのですが、法律が変わったのと同時に、法人も作りやすくなったので
そんな追い風を受けて、株)ファインネットワールドは産声を上げました。
【パーソナルコーチングからメンターコーチングへ】
川:法人にした当初は、パーソナルコーチングがメインだったんですか?
赤:いや、2004年頃からすでに、NLPラーニングの山崎さんなどを招いて、
セミナーをしてました。セミナー事業からの収益も、徐々に割合が増えてきてましたね。
コーチング事業とあわせて、2本柱になりつつあったんです。
川:法人にして、業務が急に拡大したというより、個人事業の頃からゆるやかに
業務が拡大してきて、その流れで、法人にしたという感じでしょうか。
赤:そうですね。2004年頃には、パーソナルコーチとしての地位は確立していました。
ただ、パーソナルコーチだと、どうしても時間の切り売りになりますよね。
朝:パーソナルコーチングの形態が、どうしても、労働集約型になります。
ベタな話、収入を上げるには、単価×時間に比例する訳だから、1回当たりのセッション
フィーを上げるか、クライアント数を増やすか(=時間を増やす)しかないんですね。
でも、単価にしろ、時間数にしろ、その時々の「上限」は必ずあるんですね。
川:あぁ、なるほど。
赤:正直、私一人が、がむしゃらにパーソナルコーチをやる必要ってあるのかなと、
考え始めたのです。
例えば、私1人では30人のクライアントが限界ですけど、
10人のクライアントを持つコーチが10名いると、それだけで
100人のクライアントが、コーチングの恩恵を受けられるじゃないですか。
そのほうがコーチング自体も広がると思ったので、メンターコーチングにシフトし始めた
のです。
川:昔なら、赤木さん自身がコーチとして存在し、クライアントと関わると
いう形でしたよね。
それがより広げるという形で、コーチをコーチングするという違うステージに
なりましたよね。
パーソナルコーチから、メンターコーチに変わったことで、赤木さん自身のクライアント
への接し方や考え方は変わりましたか?
赤:う・・・ん、そうですね。あんまり変わってないと思います。
もともと、私がコーチになろうと決意したとき、今後のビジョンに「コーチのコーチになる」と
紙に書いてたんですね。
そのこと自体忘れてたのですが、何年か経って、その紙を見たとき驚きましたよ。
川:もともと、コーチのコーチを目指していたという訳ですか?
赤:そうだったようです(笑)
川:コーチングは今や、認知度が上がってきましたよね。
色々なコーチングのスタイルがある中で、赤木さんが伝えたいコーチングって何ですか?
赤:結局は、クライアントがどうなってほしいか、になると思います。
私どもファインネットワールドのミッションというか、キャッチコピーでもありますが、
「本来の自分に気づき、本来の人生を生きる」 これに尽きますよね。
【機械的なコーチングは嫌がられる】
川:赤木さんはメンターコーチでもありますよね。
赤木さんがコーチに求めるものは何ですか?
赤:コーチに対しても、全く同じです。
「本来の自分に気づき・・・」、そんな生き方をしてほしいと願ってます。
コーチに対しては、さらに一つ付け加えると。
コーチングの習いたての場合は特にそうですが、
「自分を、コーチという枠にはめよう」 とする傾向があります。
朝:いつも、コーチらしい振る舞いをしなくちゃいけない いつも話をじっくり
聞かなきゃ、とか。
私の場合は、習いたての頃、そんな風に自分を自制してました。
しんどかったなぁ(笑)
赤:ただ、成功しているコーチに共通しているのは、「自分を表現しきっている」と
いうことです。
川:あぁ、コーチというと、相手の鏡になるというか、自分を出さないという
イメージがあります。
そこで自分を表現するというと、矛盾を感じるのですが?
赤:鋭い視点ですね(笑)
もちろん、コーチングという時間は、相手の話を聞くというのが大前提です。
だから、自分のことをたくさん話しなさい、アドバイスしなさいとか、そういうことは
言いません。
ただ、コーチを習ったばかりの人は、私もそうでしたが、とにかく習ったことだけを、
忠実にやるんですよね。
それは最初の段階では大事なんです。けれども、いつまでもそこに留まっていると、
誰からコーチングを受けても同じという印象を与えるんですよ。
川:あぁ、こんなときは、こういう質問をしてくるだろうな・・・とか。
赤:その人から、コーチングを受ける理由がないんですね。
朝:私どもも、コーチじゃない人から、「コーチと名乗る人に対する印象」を
聞くことがあります。
中には、あまり良い印象をお持ちじゃない方もおられるんですよね。
で、踏み込んで話を聞いてみると、
「(コーチと名乗る人は)誰と話しても、同じような感じ。
うなづきながら聞いて、質問してくるみたいな。」
「ちょっと教えて欲しかっただけなのに、”あなたはどう思うの?”と
切り返された。で、渋々答えてみたら ”ほら、答えはあなたの中にあるでしょ”ってね」
まるで溜まっていたものを出すように、語りだす人もいます。
川:コーチングスクールか何かで習ってきたことを、そのまま返しているような
雰囲気ですね。
相手からしたら、受け取ってもらえていないような。
朝:そうそう(笑) 私も最初はやりましたので、非常によくわかります。
ある異業種交流会で、自己紹介のあとに、スクールで学んだように、その場で
コーチングのデモみたいなのをやった結果、「そう来ると思った」と、鼻で笑われたことも
ありますよ。
赤:コーチングで学んだコミュニケーションを、機械的にやられると、最後には
イヤがられますね。
朝:ある経営者の方から、こんな風に言われたことがありました。
「コーチの人たちは、いわゆる”コーチ的な”コミュニケーションの人が多いけど、
お二人は自然というか、普通ですね」
普段は、コーチを意識せず、素のまま会話した方が、かえって心を開かれるかも
しれませんね。
川:朝比奈さんも、色々なコーチを見てきたと思いますが、朝比奈さんご自身は、
こんなコーチが増えてほしいとか、そういうビジョンはありますか?
朝:私たちもコーチングというツールを通して、人としても成長していきたいと
思っていますし、これからも、そうあり続けたいです。
同じように、コーチという職業を通して、人間的・経済的も含めて成長を目指す仲間が
増えればいいなと、本気で思っています。
コーチングそのものはシンプルです。
しかし、自分に投げかける質問のクオリティが上がるにつれ、出てくる答えも変わって
いきます。
その繰り返しの中で、人として、とても成長していける仕組みがあるんです。
私もそうでしたが、周りのコーチを見渡しても、コーチングを学んでから、人としての
輝きが増したり、人生が変わったという人をたくさん、たくさん見てきました。
赤:私も同じ意見で、本来、コーチングとはそういうものだと思っています。
コーチングを受けることで、クライアントは成長しますが、それ以上にコーチが成長して
いけるものだと。
私自身はコーチングと出会ってから、人生に対する信頼感が増しました。
そして、セッションを通して、人は本当に変わることができる、その現場に立ち会えた
ときの喜びは、なにものにも代えがたいですね。
川:今、感じたのは、赤木さんがやっているのは、コーチを増やすというだけ
でなく、赤木さんが感じた、その”喜び”を多くの人にお裾分けしたいということでも
あるのかなぁと思ったのですが。
赤:そうですね。まさに、お裾分けです。
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