今回ご紹介するのは、コーチングアドバンスのジャンルから、
『コーチングの神様が教える「できる人」の法則』 です。
数年前になりますが、経営者や起業家のコーチングをしたときのことです。
「何をしますか?」といったコーチングでよく使う質問をするのですが、
いまひとつピンとこない様子が伝わってきます。
「やることがたくさんあってね~」とのクライアントの言葉に、
「じゃあ、何をやめますか?」と聞いたとき、クライアントがハッとして、
そこで初めて、自分の内側を深く見るようになったという経験があります。
この『コーチングの神様が教える「できる人」の法則』の著者であるは、
マーシャル・ゴールドスミス氏は、ジャック・ウェルチといったアメリカの
大企業のCEOやCEO候補をコーチしてきたエグゼクティブコーチです。
この本のことはだいぶ前から知っていたのですが、正直なところ、
キャッチーなタイトルに引いてしまって、手に取らずにいました。
しかし、読んでみると最初の印象とは全く違って、ゴールドスミス氏の
20年以上にわたるエグゼクティブコーチとしての実体験に基づく話で
とても具体的かつ、自分のコーチングに取り入れられるところも多々
ありました。
エグゼクティブコーチと聞くと、戦略やら企業変革など、多岐にわたって
知っていないといけないと思うかもしれませんが、彼は、エグゼクティブが
長期的に良い行動をとれるように変わる手助けをするというこの一点に
絞って、コーチングをしています。自分がもっとも強みを発揮できることは
何かということを考えさせるきっかけにもなりました。
こう書くと、バリバリのビジネス書かと思いますが、
氏の人柄が感じられるエピソードに思わずクスッとするところもあり、
(P291~292のお子さんとのやり取りなど)350ページというボリューム
にもかかわらず、肩がこらずに読めました。
経営者や起業家のコーチングをしている方、しようという方には
おススメの1冊です。
『コーチングの神様が教える「できる人」の法則』
マーシャル ゴールドスミス, マーク ライター (著), 斎藤 聖美 (翻訳)
日本経済新聞出版社(出版)


