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存在意義(ミッション)をコーチングで扱うには その1

今回は、 「存在意義(ミッション)」というものについて扱っていきます。

この「存在意義(ミッション)」という言葉は、みなさんにとって
すでに聞いたことがあるかもしれませんし、初めて聞く言葉かもしれません。

今回は、存在意義とは何か、なぜ存在意義が重要なのか、
コーチングでなぜ存在意義を扱うのか を見ていきます。

 ◆存在意義とは何か?◆

この存在意義(ミッション)は、

  「人生の目的」「産まれてきた意味」「使命」「魂の青写真」

といった別の言葉で表現されることもあります。

 あるいは、

  「私は何のためにこの世に生まれてきたのか?」
  「私は何をこの世にもたらすために生まれてきたのか?」
  「私はどこから来て、どこへ行くのか?」

といった問いに対する答えでもあります。

存在意義があるとないとでは、何が違ってくるのでしょうか?

いくつかありますが、まず生き方が変わってきます。

存在意義がはっきりしていなかったときは、生き方がフラフラと定まらなかった人が、
この存在意義が明確になったとき、筋が一本通ったようにゆるぎない自分を感じます。
 
いわば、存在意義は「人生の羅針盤」というように、どのように人生を歩んでいくのかの指針、道しるべになるのです。
 

 ◆なぜ存在意義が重要なのか?◆

人生をただ生きるためだけなら、この存在意義を意識しなくても全く差し支えはありません。

しかし、より充実した人生を送りたいと願う人にとっては、自分の存在意義を探求し続けることは、とても重要です。

存在意義が見つかることで、生き方が変わってくると書きましたが、具体的にどのように変わるのかをもう少し見てみます。
 
   1.自分がどんな人生を送っていくのかがはっきりすることで、
     人生に対する信頼感が生まれ、心の平安につながる

  2.他の人と比べて優越感や劣等感を感じる生き方から脱却でき、
     人の目を気にすることなくイキイキとした人生を送ることができる

  3.自分に対する深い信頼が生まれ、自信が自然と湧き出るようになる
 
   4.他人もまたすばらしいその人だけの存在意義を持っている存在だと
     いうことが実感できるので、自然と敬意を持って他人に接することが
     できるようになる。結果、人との人間関係が自然とよくなる

他にもあるでしょうが、存在意義が見つかっていく過程で、このような副産物が得られるのではないでしょうか。

この存在意義ですが、見つかるか見つからないかという0か1のようなデジタル的なものではなく、ぼんやりしているのがだんだんとはっきりしてくるという、アナログ的なものではないかと考えます。

なので、「自分の存在意義は何だろう?」と考え始めた時点で、探求の旅に出発してるわけですから、0ではないのです。

よく「存在意義が分からないんです」とおっしゃる方がいますが、 「分からない」と言ってしまうと、「ない」ものに焦点が当たってしまい、それ以上、探求することをストップしてしまいます。

そうなると、見つかるものも見つからなくなってしまいます。 
 
そんな方には、「存在意義が分からない」ではなく「存在意義を探求している」とか「存在意義を思い出そうとしている」というふうに表現を代えることをオススメしています。 


 ◆なぜ、コーチングで存在意義を扱うのか?◆

それはコーチングの目的が、クライアントが人生をよりよく生きることをサポートするものだからです。

存在意義を扱わなくてもコーチングをすることはもちろん可能です。

初期のころのコーチングは、クライアントの行動(Doing)に焦点を当て、問題解決や目標達成をサポートしていくことが多いでしょう。

Doingに焦点を当てたコーチングを繰り返していくことで、クライアントはセルフコーチングが自然とできるように変わってきます。行動も変化し、問題解決や目標達成が以前よりも容易になってきます。

ところが、目標達成をどんどん続けるようになると、最初は達成できたことが、ただただうれしかったのが、だんだんと何のためにこの目標に向かっているのだろうかという疑問が出てくるということを、もしかしたらあなたも体験したことがあるかもしれません。

ここでその疑問に答えを見出さないまま、目標達成に走り続けると、いわゆる 「燃え尽き症候群」にかかってしまうことも、少なくありません。 

目標は達成すれば、その目標は消えてしまいます。
目標を設定して、次々に達成していく生き方が合っている人もいますが、多くの人にとって、目標を達成しては、また次、また次という生き方はいつか疲弊してしまうかもしれません。
 
そういった意味でも、クライアントの大切にしている価値観や、何のために生きるのかといった存在意義を明らかにすることは、燃え尽き症候群を防ぐためにも有効ではないかと思います。

目標には終わりがありますが、存在意義には終わりはありません。

終わりがないので達成感がないという人もいますが、いつも存在意義に沿って生きているという充実感や満足感を一瞬一瞬のプロセスに味わうことができるでしょう。

このようにDoingが自然と出来るようになったクライアントの多くは、Being、すなわち、クライアントの価値観や存在意義を扱う段階に入ります。

その意味で、コーチングで存在意義を扱うことは、目標達成を重ねていくことによる達成感や自信を得るだけでなく、目標に向かうプロセスそのものも充実させることができるようになるのです。

 まとめますと、コーチングで存在意義を扱うことによって

  1.セルフコーチングで自然とDoingが出来るようになったクライアント
     に対して、新しい成長の段階を提供できる

  2.目標達成したときの達成感や自信だけでなく、目標に向かうプロセス
     でも満足感や充実感を味わうことができる

次回は、存在意義をコーチングでどのようにして見つけていくのかをお伝えしていきます。

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