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存在意義(ミッション)をコーチングで扱うには その2

前回に引き続き、「存在意義(ミッション)」というものについて扱っていきます。

前回は、存在意義とは何か、なぜ存在意義が重要なのか、コーチングでなぜ存在意義を扱うのか を見ていきました。

今回は、存在意義をどのようにして見つけていくのかという具体的なアプローチ方法を紹介していきます。

 ◆存在意義をどのようにして見つけていくのか?◆

 存在意義を見つけていくには、大きく2つの段階があります。

  一つ目は、「発見の段階」 
  二つ目は、「整理の段階」です。

存在意義は、最終的には宣言文という形で文章化していくのですが、その文章を作るためのキーワードを見つけていくのが、「発見の段階」に なります。

 『発見の段階』

このキーワードを見つけるために、2つのアプローチがあります。

 ひとつは、パワフルクエスチョンを使う意識的アプローチ
 もうひとつは、ビジョニングを使う無意識的アプローチです。

まずは、パワフルクエスチョンについて具体的にどのような質問を投げかけるのかを見ていきましょう。

 ●パワフルクエスチョン

 1.喜び・至福体験
   「これまでの人生で最も喜びを感じたのはどんなときですか?」
   「何度思い出しても喜びがこみ上げてくるのはどんな体験ですか?」

   この質問で出てきた体験に対して、
   「その体験のどんなところに喜びを感じますか?」とエッセンスとなる
    キーワードを聞き出していきます。

 2.感動・感激体験
   「これまでの人生で感動・感激したことは?」
   「心に残っているコーチングセッションは?」

   喜び・至福体験と同様、「その体験のどこに感動・感激しましたか?」と
    エッセンスとなるキーワードを聞き出していきます。

 3.弔辞・墓碑銘
   「あなたが亡くなった後に、誰から何と言われたいですか?」
   「もし墓石に、『○○した者、ここに眠る』と彫られるとしたら、
    そこに何と書かれたいですか?」

 
  このような質問をすることで、存在意義のエッセンスとなるキーワードを
  ピックアップしていきます。

 ●ビジョニング

 ビジョニングは様々なやり方がありますが、一般的なのは、誘導瞑想という手法です。

 これはリラックスした状態で目を閉じて、コーチの誘導にしたがって瞑想し、その中で出てきたイメージを後で紙に書き出します。

私が誘導瞑想で使うのは、「電光掲示板のメッセージ」と「最後のスピーチ」 というものです。

詳細は紙面では長くなるので割愛しますが、共通するポイントは、

  あなたが発した言葉やメッセージに多くの人が共鳴、影響を受けたとしたら
  そのとき、あなたは何を伝えたのか 

ということをイメージしてもらいます。


 『整理の段階』

パワフルクエスチョンやビジョニングで出てきたキーワードを文章にしていくのが、この整理の段階です。

キーワードから存在意義の宣言文を作っていきますが、慣れていない人はどんなふうに文章にしたらいいか戸惑う場合があります。

そんなとき、コーチは存在意義の宣言文のテンプレート(ひな型)を紹介するのもいいでしょう。

 例として
  「私は、自分が○○生きることで、周り(人)に~~する(分かち合う・
   もたらす・与えるetc)人(男性・女性)です」

 あるいは、メタファーやシンボルを使って、
  「私は、○○する△△(メタファー・シンボル)です」というように表現する
  方法もあります。
   例)「私は、人の意識を進化させる触媒です」    

このようにテンプレートを紹介して、宿題としてセッション後に作ってもらうようリクエストします。

 『ポイント』

宣言文が出来たときに、チェックしてもらうポイントがいくつかあります。

 ・しっくりくる、腑に落ちる、琴線に触れるというような感覚があるか?
 
宣言文は、頭ではなく心や魂に訴えるものなので、文章を読んだときに、そういった感覚を味わえるかどうかというのがポイントになります。

 ・この存在意義を生きよう!というイキイキとした気持ちになるか?

存在意義は「生きなければならない」といった義務ではなく、自発的に「生きたい! 生きよう!」という気持ちになるかが大事です。
もし、存在意義がストレスに感じるようなら、もう一度キーワードを見直したほうがいいかもしれません。

少し長くなりましたが、存在意義を見つけ、宣言文にする手順を説明しました。
特にビジョニングなどは、実際に試してみるのが一番分かりやすいのですが、書面の都合で詳細が紹介できないこと、どうかご了承ください。

この存在意義は誰もが持っているものです。
存在意義がないという人はいません。存在意義が「ない」のではなく、まだ「見つかっていない」「思い出せていない」だけです。

極論を言えば、存在意義を思い出さなかったとしても生きていくうえで支障はありません。

なので、存在意義が見つからないことに落ち込んだり、自分を責めたりするのは本末転倒です。

存在意義を思い出す作業をするときのポイントは「自分にやさしく」です。

  自分の存在意義を思い出すことで、今よりも充実した人生を送りたい

そう思う方は、ぜひ人生をかけて探求してみてください。それだけ価値のあることだと私は思います。

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