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プロコーチへの道のりには何があるのか その4

前回は、4つの段階の2番目にあたる「プロコーチ初期」についてお話ししました。この段階のテーマは「クライアントを増やす」ことであり、コーチの情熱にひかれて、多くの応援者が現れるともお伝えしました。

しかし、クライアントを増やしたいと思いながらも、なかなか増えない要因の一つとして、断れることに対する恐怖があるが、それだけでなく、本人が自覚していないところにその要因があると最後にお伝えしました。

前回をお読みになって、どんな要因があると思いましたか?
クライアントが増えるデメリットとは何でしょうか?

早速、そこから本題に入っていきましょう。 

一対一のコーチングというのは、電話にせよ対面にせよ、30分、1時間と いった自分の時間を使って、セッションをし、その対価としてお金をいただくビジネスです。つまり、クライアントの数が増えると、収入も増えますが、逆に個人的な時間は減っていきます。

どんなに大好きなご馳走でも毎日、毎日そればかり食べ続けていると、体を壊すように、いくらコーチングが大好きでも、そればかりだと人生のバランスが壊れてしまいます。

このように私たちには、バランスを保とうとする意思が、無意識に働くので、頭ではもっとクライアントがほしいと思っても、それ以外の時間を確保するために無意識は、それ以上クライアントを増やさないようにするということがあります。

このことは少し考えれば思いつくデメリットです。
 
では、それ以外の増えることによるデメリットは、何でしょうか?

たとえば、今まで3人しかいなかったクライアントが10人、15人と増えたとします。そのときは、大きな喜びかもしれません。

けれども、いずれそのクライアントさんとのコーチングが終了するときが出てきます。そうすると、今度はクライアントが減っていくという場面に遭遇します。

このときに、コーチングが終了して、クライアントが減るという出来事を、ただただそういうものだと淡々と受け止められたらいいのですが、

私も最初のころは、「来月でコーチングを終了します」と言われると、何か恋人に振られたような(笑)寂しさや悲しみを感じたり、自分のコーチングがよくなかったんじゃないだろうかと、自分を責めたりとさまざまなネガティブな感情が渦巻きました。

では、こんなネガティブな感情を味わうのを避けるには、どうしたらいいでしょうか?

答えは簡単。クライアントが増えなければいいわけです。

クライアントが増えなければ、減ることもないわけですし、減らなければ、寂しさや悲しさ、自分を責めたり、落ち込んだりする気持ちも感じなくてすむわけです。

でも、こんなことを意識でわかってやっているわけではありません。

多くの場合、心の奥深くで無意識にやっているのです。

ですので、「色々、行動しているのにクライアントがなかなか増えない」と思っている人は、クライアントが一杯に増えたときの気持ちを十分に味わってみてください。

もちろん、うれしさや喜び、満足感といった気持ちもあるでしょうが、同時に出てくる、恐れや不安、心配といったことも味わってみてください。

前回の最後に、
 
「どんな物事にもメリットだけ、あるいはデメリットだけがあるということはありません。
 光が強ければ、闇もまた濃いように、すべての物事には常に両面があります」   
 
 と書きましたが、
 
このポジティブな感情とネガティブな感情と両方を味わうことを自分に許すことができたとき、クライアントが増えるという結果を自然に受け取ることができるでしょう。

 

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