前回から再開したエッセイ 「プロコーチへの道のりには何があるのか」
今回は引き続き、プロコーチ中期についてお伝えしていきます。
※前号はこちら
前号の最後で、
『プロコーチ初期と中期の違いは、コーチのメンタル面の変化だけではなく、
クライアントの質にも変化があらわれます。』
と、お伝えしました。
では、このクライアントの質は、どのように変化していくのでしょうか。
プロコーチ初期は、まずは経験を積むことを優先するので、どんなテーマや職業、役職の方でもクライアントになってもらいます。
その時期は、まだ自分自身もどんな人をコーチングしていきたいのかが、はっきりしないことがほとんどです。
よく「自分がコーチングしたい対象となる人を絞込みましょう」と言われますが、これはある程度、コーチングセッションを経験したあとに、分かってくることです。
なので、初期の段階は、「こういう人をコーチングしたい」という漠然としたもので十分だと考えます。
話がそれましたが、初期の段階は、とにかく依頼があれば、どんな人でも(もちろん相性が合うのが前提ですが)コーチングしていきます。
そして、経験を積むにしたがって、「私はこういうタイプの人をコーチングしたいんだなあ」というのが徐々に分かってきます。
例として、経営者をコーチングしたいと思ったとしましょう。
しかし、同じ経営者と呼ばれる人たちでも、大企業の経営者なのか、それとも中小企業の経営者なのか、または、起業したばかりの人か。
あるいは、規模ではなく、創業者(オーナー)なのか、それとも2代目、3代目といった後継者なのか。
そして、どんなテーマでコーチングをしているときに充実感を感じるのか、というのも、だんだん見えてくるでしょう。
例えば、会社のビジョンやミッションといった未来を一緒に描いていくときに、充実感があるかもしれません。
あるいは、社員さんがイキイキと働けるような環境を、クライアントと一緒に考えているときが最高に楽しいかもしれません。
または、社内で起こる様々な人間関係を通して、クライアントが気づきや学びを得ているときに、大きな喜びを感じるかもしれません。
こうして、どんなクライアントをコーチングをしているときに、自分が最も楽しく、ワクワクして、喜びに満ち溢れるかが見えてくるようになると、自然とそういうクライアントさんが継続してくれ、また、そういうクライアント候補が新しく、あなたのところにやってきます。
ちなみに、私、赤木の場合ですと、
これからプロコーチとして活動していこうという方や、コーチ以外では、自分の専門分野を持っていて、それを探求していこうという方とコーチングしているときに、最高にインスピレーションが湧いてくることが多いですね。
次回は、この時期特有の課題についてお伝えしていきます。
