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プロコーチへの道のりには何があるのか プロコーチ後期(5)

後期(4)では、コーチのステージが中期から後期に移るにつれ、コーチ自身の内面ではどのような変化が起きるかをお伝えしました。

今回も引き続き、コーチ自身の内面の変化についてお伝えしていきます。


 ※バックナンバーはこちらです
  後期(1)後期(2)後期(3)後期(4)→ 


前回、

 「自分のため」>「自分を越えたもののため」という状態から、

 1%でも多く、「自分のため」<「自分を越えたもののため」

となったとき、プロコーチ後期という状態に入ったと言えるのでは、と書きました。


では、どのようにしたら 

1%でも多く、「自分のため」<「自分を越えたもののため」という状態に入れるのでしょうか?


実は、何も特別なことはないのです。

なぜなら、私たちが普段しているコーチングそのものが、クライアントのため、つまり「自分を越えたもののため」にしているからです。  

コーチングを学び始めた頃は、もちろん、クライアントのためと思いながらもクライアントから認められることを無意識に求めていたり、あるいは、「これを伝えたら、クライアントにどう思われるだろうか・・」と否定や、拒絶されることを恐れたりした経験があるかもしれません。

こういう状態はコーチを始めた頃、多くの人が一度は通る道でしょう。

この時点では、「クライアントのため」ではなく、「自分が嫌われないため」にコーチングをしている割合がまだ多いでしょう。


しかしながら、拒絶されるかもしれない、嫌われるかもしれないという恐れを越えて、フィードバックをしたら、それが相手に伝わった。

そんな体験を重ねるに連れ、自分の不安や恐れを横において、コーチングができるようになってきます。

 
そして、クライアントの喜びが自分の喜びとなるような状態になってくると、今まで「自分」だと思っていた枠が消え、クライアントと自分が融け合うような、一体となるような不思議な感覚になることがあります。

このとき、私たちは自然と「自分を越えたもののため」という状態になっているのです。


「自分を越えたもののため」と言うと、自分はさておき、相手のために何かをしなければということか、と思ったかもしれません。

そうではなく、今まで「これが自分だ」と思っていた枠組みが広がっていったときに、結果的にしていることが「自分のため」であり「自分を越えたもののため」にもなっているのです。

  
この連載も、今回が最後になります。

私がなぜ、プロコーチという職業が素晴らしいと思うのか、そして、多くのコーチにプロコーチという道を歩んで欲しいと思うのか、

それは、コーチングを通して、自分自身が人間的に成長し、そのことが関わる人(クライアント)にとって、貢献となるからです。

そして、コーチングの素晴らしさを本当に体験してもらえるのは、1対1の継続的なコーチングセッションを通してだと、思うからです。

 
最後までお読み下さりありがとうございました。

あなたが、プロコーチという道を歩んで下さることを心から願っています。 
 

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