前回は、
・導入セッション(オリエンテーション)とは何か?
・導入セッションで何をするのか?
・導入セッションで作り出したい状態とは?
について、お伝えしました。
今回のこの後編では、導入セッションを含むコーチング全体の流れを見ること、そして、実りある導入セッションのための3つの明確化をお伝えして行きます。
~~~ コーチング全体の流れを見る ~~~
コーチングをコーチ・クライアント双方にとって実りあるものにするためには、導入セッションだけでなく、導入セッションを含めたコーチング全体の流れを見る必要があります。
コーチング全体の流れとは、
マーケティング
↓
サンプルセッション(体験コーチング)
↓
契 約
↓
導入セッション(オリエンテーション)
↓
通常セッション
このマーケティングから、通常セッションまでの一連の流れを指します。
それぞれの段階で、おさえておくべきポイントがあります。
そのポイントをおさえておくと、ストレス無くクライアントが増やせたり、紹介が出たり、リピート率が上がることにつながります。
マーケティングについてのポイントは、多岐にわたるのでここでは割愛します。
(詳しくは、ガイドブック「オンリーワンプロコーチへの道」に書いています。)
サンプルセッションでのポイントは、クライアント候補のコーチングに対する認識の確認と期待値の調整です。
コーチングについてどれくらい理解しているのかを、サンプルセッション前に確認しておくことが大切です。クライアント候補のイメージするコーチングについて、および、コーチングを受けるとどうなると思うのかを聞いておくと、その後のズレが減ります。
契約の段階でのポイントは、契約内容(同意事項)の確認です。
セッションの時間・料金の支払い方法・キャンセルや変更時の取り扱いなどを、お互いに確認します。セッション料金を値上げすることを将来的に考えているのなら、この契約書(同意書)の中に項目として加えておくといいでしょう。
そして、導入セッションで伝えることです。
私の場合、クライアントの持ってきたテーマをすぐに扱うことはせずに、クライアントの人となり(価値観や存在意義)や、人生全般のバランス状態を見ること、そしてなぜそれをするのかを予め伝えておきます。
導入セッションはコーチの積極的なリードが大切です。
いくらコーチとクライアントの関係は対等だといっても、それは一人の人間として上下はないということであって、当たり前ですが、クライアントよりもコーチングについては、多くの場合、知識も経験もあるわけです。なので、自信を持って導入セッションをリードしてください。
それが、クライアントにとっても安心と信頼につながります。
~~~ 実りある導入セッションのために - 3つの明確化 ~~~
前回と今回とで、導入セッションを行うときのポイントを色々な角度で見てきました。
最後に、コーチ・クライアント双方にとって実りある導入セッションを行うために、明確化する3つのことをお伝えして、まとめとします。
一つ目は、意図の明確化です。
この導入セッションの時間でクライアントと何を作り出したいのか、どんな時間にしたいのかを明確にすることです。
何のために自分は導入セッションを行うのかという目的、そしてどんな結果をつくりだしたいのかを明確にしてください。
二つ目は、Doingの明確化です。
一つ目で明確にした意図を実現するために、何をするのかという行動レベルの具体化です。
前回お伝えした導入セッションの4つの要素(教育・発見・計画・確認)を参考にしてください。
三つ目は、Beingの明確化です。
その意図を実現するために、どんな自分自身でありたいかというあり方を明確にすることです。
何をするのかというDoingも重要です。しかし、それと同じくらい、いやそれ以上に大切なのは、あなた自身がどうあるかということです。
なぜなら本当に相手に伝わるのは、あなたの言葉ではないからです。
「すばらしいですね」と言葉ではそう言っても、本当にそう思っていなければ、相手はすぐに見抜いてしまいます。
ここでいうBeing、あり方とは、自分はどんなコーチなのか、自分は誰なのかというセルフイメージも含まれます。
もし、「私はまだまだ駆け出しのコーチです」というセルフイメージを持っていたとしたら、どうでしょうか?
「駆け出しなので、うまく出来ないかもしれない」という思いが、クライアントに伝わったとすると、相手も不安を感じるでしょう。
どんなあり方、セルフイメージを持つことが、明確にしたあなたの意図を実現できるのかどうか、ぜひチェックしてみてください。
2回にわたって、導入セッションについて、私が日ごろ考えていることをお伝えしました。
ポイントだけでしたので、具体的なすすめ方などはお伝えできませんでしたが、この2回でお伝えしたことが、導入セッションをするときの、ガイドラインとなればうれしいです。
さらに詳しいことは、当社で販売している 導入セッションレベルアップ講座でお伝えしています。
そちらも参考にしてください。

