こんにちは、ファインネットワールドの赤木です。
プロコーチとして長く活動していると、時折、印象深いことに出会います。
以前、一日に10人以上のクライアントさんをコーチングしていたことがあります。
朝7時から、夜は11時まで。休みは昼食と夕食を取るだけ。
今思うと、よくやっていたなあと、自分のことながら尊敬します(笑)
そんなときの出来事です。
なぜか、朝から晩まで10人近いクライアントさんのセッションテーマが、
みんながみんな「お金」に関することでした。
「なんで今日はみんな、お金のことばかりテーマにするんだろう?」
そのときは、素朴にそう思っていました。
勘の鋭い方は、もうお分かりですね。
クライアントさんが朝から晩まで出してきた「お金」というテーマは、
コーチである私自身のテーマだったわけです。
当時、経済的に様々な課題が出てきて、自分の中でお金について
考えたり、悩んだりすることがよくありました。
コーチングではコーチ自身のことは、いったん横において
クライアントのテーマに集中します。
クライアントさんのテーマに対して、質問していくと、クライアントさんの中から
答えが出てきますが、そのクライアントが言ってくれたことが、
実は、自分自身のテーマについての答えだったりするのです。
クライアントさんが、最高のアドバイスを無意識にくれるんですね。
このことがわかってくるにつれ、
「クライアントに起こってくることは、私自身に起こっていることでもある」 と
思えるようになりました。
それまでは、クライアントさんの出すテーマによっては、
コーチングできるだろうかという疑いや不安が、頭をよぎることがありましたが、
このことに気づいてからは、
「あぁ、このテーマは、私の中に起きていることなんだな。」
そう思えて、無理なく受け止められるようになったのです。
コーチ・クライアントという役割はありますが、相手の中に自分自身を見たときに
コーチングセッションの質が、変容するのかもしれないですね。
