「私はすばらしい! 私はできる! 私は自信に満ち溢れている!」
こういったポジティブな言葉を自分に言い聞かせるアファーメーション(自己宣言)を
学生時代のころに知って、一日に何度も自分に言い聞かせるということをしていた
ことがあります。
けれども、こういう言葉を唱えれば唱えるほど、
すばらしくない自分、できない自分、自信のない自分というものを意識してしまいました。
たとえるなら、車のアクセルを踏み込もうとすればするほど、
いつのまにか反対の足で、ブレーキを踏んでいるようなものでしょうか。
結局、しんどくなっていつのまにか唱えることをやめてしまいました。
あれから月日が流れ、以前よりはもう少し心のこと、脳の仕組みを理解するにつれ、
なぜやめてしまったかがよくわかるようになりました。
なぜか?
それが不自然だったからです。
この世に存在するものは、大抵、対となる概念を持っています。
男と女、白と黒、表と裏
優れていると劣っている
良い悪い、正しい間違い
などなど
これらはコインの裏表の関係なので、切っても切れない関係なんですね。
そのどちらかだけを見て、反対にあるものを否定するというのは
できない相談というものです。
コインの例で言うと、
表の面に描いてある図柄だけが好きで、裏側の図柄を嫌って削り取ろうとする
ようなものです。
そういうことをすると、捕まりますよね(笑)
誤解ないようにしたいのですが、
アファーメーションそのものが悪いわけではありません。
ポジティブな面だけを、アファーメーションすることが、歪みを生み出すのです。
では、どうすればいいのか?
アファーメーションを唱えるときに、
ポジティブなこともネガティブなことも同時に唱えればいい
ということがわかりました。
たとえば、
「私は自信に満ち溢れている。そして、自信がない」
といったように。
自信がある自分も自分だし、自信のない自分も自分である。
自信があってもいいし、なくてもいい。
こんな気持ちになれると、生きていくのが楽になるかもしれませんね。
