朝比奈です。
前回でお話したとおり、全48時間にも及ぶ講座のテープ起こしを、行いました。
(実際にはエクササイズも収録されていたので、テープ起こしした時間はその半分以下でしたが)
テープ起こしを行う前は、軽く考えていました。
プロコーチにとって必要な知識を、既に講座用に話をまとめられています。少し手を加えれば、立派な教材になるのでは・・・と。
しかし、それが浅はかな見通しだったと気づくのに、時間はかかりませんでした。
テープ起こしといえども、一字一句を教材のテキストにする訳ではありません。自分たちがある程度分かる程度に書き起こし、それを元に編集することを目指しました。
実際に、ラフにテープ起こしをした文章を、編集する段になって気づいたのですが・・・。
赤木のレクチャーを耳で聞く分には、何を伝えようとしているのか、ほぼ理解が出来ます。
が、それをそのまま文章にしても、意味が全く分からないのです。
そこで、話し言葉を書き言葉に変換する必要があるのですが・・・これが、予想をはるかに超えて難しかったのです。
話し言葉では、主語が抜けていたり、話が前後したりということが頻繁に起こります。
例えば、
「それで、クライアントは理解できるんです」
と赤木が言ったとしましょう。
「それ」についての説明が、明確にはなされていません。
が、その場にいる受講生は何となくでも理解できるのです。
ただ、文章のみで「それで、クライアントは理解できるんです」と書いたとしても、何についての「それ」なのか、読む方にはさっぱり分からないですね。
お互いに顔を合わせながらなら、多少辻褄があわない話でも、相手も五感で理解しようとしてくれるので、伝わります。同じ内容を文章のみで伝えようとすると、五感で伝わる部分が削ぎ落とされるので、省略された情報しか言葉に載ってこないのです。
そのため、講座では語られてなかった言葉の背景を、私が文章を加えながら、書き言葉に変換してきました。
それを全6講座分、まとめあげました。ふーーーっ。
一応書き言葉として、最低限のレベルにまとめたつもりでした。
あと2~3回ほど文章を練り上げて行けば、教材としてリリースできるレベルまで持っていけると、私は意気揚々でした。
赤木もきっと、そう思ってくれるに違いない!と思っていました。
が、赤木の反応は、私の期待とは全く違うものでした。
そして、また八ッ場ダムの危機へと向かいました。それは・・・
