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コーチの価値観を反映させずにコーチングできるか?

以前に、Q&Aセミナーで頂いた質問にお答えします。


Q:ベテランコーチになると自分自身の価値観を全く反映させずに
  コーチングできるようになるものですか?


A:ベテランならできて、初学者ならできない、ということはありません。

  ベテラン、初学者に関係なく、
  まず、価値観とは何なのかという、価値観そのものに対する理解を
  深める必要があります。


  価値観とは、信念・ビリーフと呼ばれるものの一つです。

  これらは、A=Bという式で表現されます。


  例えば、

  「女性は、早く結婚するもの(女性=早く結婚する)」
  「男は、強くあるべきだ(男=強くあるべき)」

  そういったA=Bの方程式で表されるものの中で、

  その通りだ!とっても大切だ!と強く思うような
  A=Bの信念を、価値観と私は呼んでいます。 
 
  (これは、人それぞれ解釈が分かれるかと思いますが、ご了承下さい)

  

  そして次は、自分自身がどういう価値観を持っているかに気づくことが大切です。


  では、どのようにすれば、自分自身が持っている価値観に気づくことが
  できるでしょうか?


  人間の心、感情には大きく2つの動きがあります。

  一つは、対象に近づく動き。これを一般的には「共感」といいます。
  「好き!」という感情と言ってもいいですね。

  もう一つの動きは、対象から遠ざかる動き。これは「反感」といいます。
  いわゆる「キライ!」という感情です。


  では、何がこの「共感」と「反感」を決めるのか?

  それが、価値観です。

  
  あなたが持っている価値観に近ければ近いほど
  「共感」、つまり、「そうそう、そうなのよ! わたしもそう思う!」という
  気持ちがパッと出てきます。

  逆に、あなたの大切にしている価値観から遠いほど、
  「反感」、つまり、「それは違うよ!」「間違っているよ!」という
  気持ちが出てきます。


  このように「共感」「反感」の両方から、自分の価値観を発見することが可能です。

  なお、ご存知のとおり、価値観に良い悪いはありません。
  価値観は、単に「A=B」という式で表されるものにすぎないからです。


  
  前置きが長くなりました。

  
  自分自身の価値観を全く反映させずにコーチングすることは
  人間である以上、不可能ですが、
  
  自分がどんな価値観を持っているかに気づけば気づくほど、
  価値観に囚われることは少なくなります。

  
  囚われることが少なくなればなるほど、
  様々なクライアントの話を、ただただ傾聴することが可能になるでしょう。


  このように価値観の囚われを極力少なくする努力をコーチが
  続けていたとしたら、そのコーチは、ベテランか初学者に関係なく、
  コーチという生き方をしている人だと私は思います。


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